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割賦販売契約

金曜日, 4月 26th, 2013

割賦とは、まぁ簡単に言うならばローンのことである。不動産売買には欠かせない単語のひとつだろう。ではこの割賦が遅れた場合、どうなるのか。これをみていこうと思う。

 まず民法上では、七日間の猶予が与えられる。支払日から、七日なら遅れてもよいというわけだ。もしこれを越えると、即解除となってしまう。七日間は短いような気もするが、売り主の立場から考えれば、そうもいっていられないだろう。さらにこれに、ローンの支払いが遅れた場合には、即座に未払い金を支払わなければならない、などの特約が結ばれていれば、売り主は買い主に対し、残金の一括請求も可能になってしまう。とはいえ金がないから支払いが遅れているのだろうから、一括請求など出来るのだろうか? という気もする。身ぐるみを剥がす気なのか。金の揉め事とは、なんとも恐ろしいものである。
 しかしこれが、宅建業者が自ら売り主となった場合は、ちょっと違ってくる。少し支払いが遅れたからといって、即座に残金全額を請求することなど出来ない。これも、買い主保護のためである。
 宅建業者の場合は、契約解除するためにはまず、書面で30日前までに催告しなければならない。民法上とは違い、30日間の猶予があるわけだ。これを過ぎてしまった場合は、契約解除もやむを得ない。
 もうひとつ、所有権留保等の禁止というのがある。これは代金が完済されるまで、売り主に不動産の所有権が留保される、債権担保の方法である。引き渡しは行うが、登記は移転しない。宅建業者の場合はこの限りではない。まず支払いを受けた金額が十分の三の以下の場合、宅建業者といえど、登記は移転しなくてよい。担保がなくなるから、当然といえよう。

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